皆さん、こんにちは。膳所英語教室のRyoです。
みなさまの身近に年収が1,000万円を超えている女性はおられますか?
男性でも多くはありませんので、かなり稀少な存在といえます。
では、どのような仕事をすれば、年収が1,000万円を超えるのでしょうか。
まずは英語力と年収の関係性について見てみましょう。
2016年、株式会社キャリアインデックスがこのことに関してアンケート調査を実施しています。その結果は、以下のように、年収と英語力に相関関係がみられたのです。
年収と英語の日常会話および読み書きができると回答した人の比率
○700万円以上:48.7%
○500~700万円未満:34.0%
○500万円未満:22.4%
こちらは男女のアンケート調査です。もちろん、英語力だけが年収をあげているわけではありませんが、これだけ結果として相関してくるとなると、少なくとも「英語力は年収に関係ない」とは言えないと思います。
高年収の仕事というと、医師や弁護士が双璧をなすでしょう。
しかし、それだけではありません。
四年制大学を卒業して、就職活動をして、それなりの大手企業に入ることができれば、アラフォーの頃には600〜700万円を稼ぐことができます。
着実にキャリアを積み重ねていけば、女性でもそのくらいの年収が得られます。
しかし、そのラインを越えて年収1,000万円に到達するには、何かしら突出したものが必要となります。
特に、国家資格や特殊な免許を持っている人は強いようです。
医師や弁護士のほか、不動産業界の宅地建物取引士や不動産鑑定士、医薬業界の医薬情報担当者、保険業かいのアクチュアリーなどが挙げられます。
理系のほうが、高年収を得るには有利といえますが、文系でも決して無理ではありません。容易ではないとしても、ニッチな業界で並外れたスキルと豊富な実績をアピールできれば、可能だといえます。
金融業界は?
銀行は大量リストラがあったり、将来的にはAIに仕事を奪われる業界と危惧されたりするものの、やはりメガバンクの安定した収入はそう崩れるものではありません。また、海外に比べて保険の加入率が高い日本では、保険会社も高年収が稼げる会社として有名。総合職であれば、30代に入ると大体1,000万円を超えるといわれます。
また、投資・証券会社はそもそも月収のベースが高く、成果主義の業界でもあるので、業績を上げた分だけ収入になるでしょう。
やる気がある人なら30代で1,000万円を達成することは難しくありません。
総合商社は?
商社は海外勤務があったり、グローバルでスケールの大きい案件が多かったりと、幅広い分野で成果を求められる分、年収はそもそも高く設定されています。
具体的には大卒であること、ビジネス英語ができること、経済や政治に強いこと、コミュニケーション能力が高いことなどが求められるでしょう。
ただ、商社は男性優位であることが多く、女性がその中でバリバリ活躍するというのは、能力的にもメンタル的にも強くなければいけないはず。
野心的な女性こそ、年収1,000万円を実現させることができるのかもしれません。
IT業界・エンジニアは?
IT業界には、年功序列がなく、「できる人間がのし上がっていける」というイメージがあります。実際に20代で役員になったり、自分で会社を設立する人が少なくありません。女性経営者でも偏見がなく、男性と対等に扱ってもらえる稀有な業界だといえるでしょう。
特に技術職は月収ベースがそもそも高く設定されていて、日進月歩のIT技術をつねに最先端で身に付けているような人は、どの企業からも重宝されるはず。
AIに関するスキルや実績を持っている人も高収入で雇ってもらえるようです。
外資系コンサルタント・外資系営業は?
外資系は「能力のある人間だけが生き残っていける」というレベルが高いイメージがあり、入社することがそもそも容易ではありません。
ビジネス英語が必要なのはもちろん、ちょっとしたことでも「あそこはブラック企業」と言うタイプの人は、まずやっていけないでしょう。
仕事はハードで、体力的にもメンタル的にも強さを求められます。
成果主義でもあるので、高いスキルと責任感がある人だけが残っていく業界です。
コンサルティングファームでコンサルタントとして働いたり、営業職として日本と海外の本社や支社を頻繁に行き来したりする人は、当たり前のように1,000万円以上稼いでいます。
年収1,000万円以上を得るために必要なもの
600〜700万円ではなく、1,000万円を稼ごうとするのは容易ではありません。
大卒であることはほぼ必須ですし、英会話は当然にできないといけません。
また経済と政治にもある程度精通していなければ、そこまで稼ぐことはできないでしょう。
また、難易度の高い国家試験に合格するとか、ハードな仕事もこなすほどの心身の強さなど、年収1,000万円を実現するために必要なものはハードルが高め。
もし学歴に関係がない業界で勝負する、あるいは個性だけでのし上がるというなら、YouTuberや芸能人、作家などのよりニッチな職業になりそうです。
何にしても、女性で年収1,000万円を稼ぐというのは、なかなか難しいようです。
ここまで見ていただき、なぜ英語力が年収に関係あるのか?
これには様々な事情や要因があります。しかし、その要因をたどっていけば「現在の日本はグローバリゼーションの波にのって、市場を国内から海外へと移しつつあり、機会損失をしないための英語力がますます重要となってきたから。」ということでしょう。
今後、多くの市場、業界でさらに英語力が求められるでしょう。
仕事で活躍してたい!お金を稼ぎたい!
そのように思っている方は、英語も「仕事」と割り切って勉強するといいかもしれません。
確実に言えることは、割り切って学んだ英語であれ、それは私生活にも多大な恩恵をもたらしてくれるということです。給与に加え、それ以上のものを得ることができます!